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雲南省

今年の春、植物園の女子の足元はコレ

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カワイイ~

女子、4人履いています。

制靴じゃないですよ。

お土産なんです、中国の雲南省の。センスあるお土産ですよね。

雲南省の少数民族、イ族の女性達は、このような刺繍の技術に優れているのです。

雲南省、植物園の職員がよく行きます。

なぜ雲南省?

富山県中央植物園は、雲南省の昆明植物研究所と姉妹提携を結び、

共同で、貴重植物の保全、研究、調査を行っています。

その為、研究員が年に数回、お互いに行き来をしているのです。

ちなみに、昆明は雲南省の省都です。

中華料理で馴染みのある四川省や広東省、烏龍茶といえば福建省

このくらいは知っているけど、雲南省は…知らないな~

て、方の為に簡単な説明を少し…

広い中国大陸の中、雲南省の位置は最西南部。

あれだけ広いのに、ミャンマー、ベトナム、ラオスと国境を接する…

と言えば、どれだけはじっこか、わかりますよね。

ココです。
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地形が複雑で、南部の低地では亜熱帯、北部では高山帯など、

気候が多様な為、動植物相が豊富です。

新種の植物も多く見つかっています。

少数民族も24程存在し、最も多いのが、前の写真の刺繍靴のイ族です。

お土産は靴でしたが、このような民族衣装にもトウツバキの刺繍を施します。

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これは若い女性達。
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年頃の男女が出会える機会がないようで、年に一度の火把節という祭りは、

貴重な出会いの機会なのだそうですscissors

その出会いのイベントに向けて、そこで着る衣装に豪華なトウツバキの刺繍をします。

刺繍が上手な事が、良いお嫁さんの条件になるようです。

刺繍=婚活punch

なぜトウツバキの刺繍なのでしょうか。

雲南では、トウツバキは日本でいう「桜」のような存在。

日本よりも春が早く、2月の春節にはトウツバキが咲き、春を知らせてくれます。

日本のような「お花見」もするそうですよ。

桜が日本人に愛されているように、トウツバキも雲南の人々にとって、シンボリックな存在なのです。

もちろん、中央植物園でも楽しんでいただけます。

雲南温室で、まだまだ咲いていますよ!
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他の温室のように廊下でつながっていないので、見逃す方もいらっしゃいますが…

もったいないですよ~

熱帯果樹室から歩いて20秒くらいですから、是非、覗いてみてくださいね。

気候が多様な雲南の植物に合わせて、温度条件の異なる二つの温室でお見せしています。

見比べても面白いですね。

そして、ここも植物園の雲南。

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アングル変えると
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ディズニーランドにありそうじゃないですか?

トロッコとかガーッと出てきて。

これも、雲南の象徴的存在、世界遺産の石林(せきりん)

とは言っても、世界遺産を持ってくることはできませんからね。

その近郊の石灰岩を運び込み、現地の石林そのまま再現しています。

これも、この植物園のシンボルとなっています。

約2億7000万年前、海底にあったものが隆起して地上に出て、侵食、風化して現在の形になったようです。
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これが現地の石林。

Elephant
ゾウ…不思議な形も作り出します。

中国って、広すぎてどこに注目したらいいかわからない…という方いらっしゃいませんか?

私がそうだったのですけど。雲南省は気になるようになりました。


植物園には、日本の外に目を向けるきっかけもあると思います。

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