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ボタニカルアート

今、富山県中央植物園サンライトホールでは、第15回 「私の植物画展」を開催しております。

2010年5月7日(金)~6月2日(水)まで

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まるまるここに書いてあるので省いてしまいますが…

全国の植物画愛好家から多数の作品が集まるようになり、今回は123点の作品を展示。

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著作権の関係もあり、遠巻きな撮影ですが…どれも素晴らしいです!

ボタニカルアート好きの友人に、何が好きなのか聞きました。

植物の持っているクセのようなものが、絵でしか表現できないのだそう。

なぜ写真ではなく、絵じゃないといけないのか、見ればすぐわかる。

…と言っていました。

確かに、忠実で精密に描かれているけれど、「写真みたい!」ではなく。

むしろ、写真以上に実物に近いと思わせるような。

ボタニカルアート、独自の世界が確立されていると思います。

花と果実を分けて描いたり、力強く張った根まで表現したり、

成長の過程を追って描き分けたり、ボタニカルアートならではの表現の面白さもあります。

植物画の起源は、18世紀ごろ。遠い植民地から幾日もの旅を経て、植物を枯らさずに、ヨーロッパに持ち込まれる植物は限られていました。

貴重な異国の花々や薬草の「肖像画」の役割を果たしたのがボタニカルアートでした。

カメラが発明されるまでは、植物の姿を記録する唯一の方法。

やがて、ボタニカルアートは「植物の姿を克明に記録する」というだけでなく鑑賞する絵へと進展してきました。

どのような構図や画材で描かれる時も「植物学的に正しく描く」というボタニカルアートの基本が大切にされています。

よく、「絵の具は何を使っているの?」と聞かれます。

透明水彩絵の具です。白黒の点画等の技法もあります。

正確に忠実に描くには、油絵では表現できないのだそうです。

守るべきルールや目的がはっきりしている分、好きになる方はとてもはまるのでしょうか。


そして植物画展の取材をうけています。
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私も横で聞いて勉強させていただきました。

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この企画担当の山下研究員。カメラも有りの取材です。台詞が長くて大変そう…

でも馴れていますね。カメラを目の前にしてサラリとしゃべり…
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「はい、オッケーでーす」ってマルいただきました。

上婦負ケーブルテレビさんの「植物園だより」。

毎月、植物園の情報を発信しております。

ファボーレのフロアでも流れているようなので、どうぞご覧下さい。


さて、ここで、植物画愛好家の方や、興味をお持ちの方にお知らせです。

「国際博物館の日」(5/18)記念事業

富山県中央植物園オープンライブラリー

植物図譜一般公開

2010年5月23日(日)

13時30分~15時30分

管理研修棟研修室・文献室

定員 30名(電話申し込み、先着順)

文献室に収蔵されている和洋の植物図譜の公開と共に、職員による解説も行います。

1787年に創刊してから現在も刊行を続けている、英国王立キュー植物園の機関誌「カーティスのボタニカルマガジン」も公開されます!
これは、滅多に見ることができない貴重な文献です。

そして、日本における植物画の草分け的存在の二口善雄画伯の原画も併せて公開致します。

この機会、逃さないで下さい。


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