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2011年6月

東洋のガラパゴス

こんにちは。

今日もツバメ、空中戦を繰り広げていました。

「エサを与えさせて下さい!」

「結構です!うちにはうちのやり方があります!」

「そう言わずに!」

「困ります!」

激しいやりとりでした。意味がわからない方は昨日のブログをどうぞ。


さて、富山県中央植物園では、7/10までの期間限定で「小笠原諸島の貴重な植物」を展示しております。
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小笠原諸島で確認されている維管束植物は688種あり、その約20%にあたる150種が小笠原諸島にしか生息していない固有種です。
小笠原諸島は一度も大陸と繋がったことがない「大洋島」で動植物は独自の進化を遂げ、多くの固有種が知られています。ゾウガメなど固有の動植物が生育することで世界的に有名な「大洋島」であるガラパゴス諸島に因んで「東洋のガラパゴス」と呼ばれています。

このようなことを背景に先日、小笠原諸島は「世界自然遺産」に登録されました。

花が咲いているものが少ない中で、これは珍しく咲いていました。
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オガサワラシコウラン

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オオバシマムラサキ

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シマカコソウ

私が見ても「おお!これはオオバシマムラサキ!ここで見られるなんて!」とかなりませんが、お話を聞いていたら、「貴重なんだ。。。」ってわかってきました。

例えばこれ
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ムニンノボタン

環境大臣の許可がないと動かすことができないもの。
「動かす」って、持ち上げるとかそういうことじゃないですよ。
これらは全て東京大学大学院理学系研究科附属小石川植物園から譲り受けたものなのですが、その際に、環境大臣の許可を頂いて運んだのですね。

貴重ですし、期間も短いです。
是非いらして下さい。

さて、明日は京都です。
雲南旅行に続き、再び植物園から行ってきます。
武田薬品の薬草植物園と、タキイ種苗の研究農場。
薬草植物園に関しては、一般の人が入れるような場所ではないので、貴重な体験です。
昆明の「種子庫」もそうだったな。

行って参ります。

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親って有り難い

って台詞、何度かここでも出していますけど。

口ばっかりで。

でも今日は本当に思いましたよ。

この家族見て。
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園内とある場所のツバメ。親は撮れなかった。
数日前の写真だから今はもっと大きいです。

「メシー!メシー!」って鳴くわけです。

親がね、せっせせっせと餌を運んでくるわけです。

口に餌を突っ込んで、すぐいなくなる。

何百回繰り返しているのだろう。

肩で息をしています。ツバメなのに。

子ども達はどんどん丸くなっているのですが。

反比例して、親がどんどん痩せていく。

今日見たら、肩(?)の線が細くなり、一回り小さくなっていて愕然。

死んじゃう。。。って思いましたよ、さすがに。

追い討ちをかけるように、今日は敵が巣を攻撃してきた。

敵って、同じツバメなんですよ。驚きました。

命懸けて戦って追い払っていました。

スターウォーズの空中戦みたい。

ランチしながら見ていたのですが、ドラマチックすぎてリラックスできず。

私たちも何かしなきゃ(←しないでいい)と思い、とりあえず見に行ったけど、どっちが敵だか親だかわからず退散。

子ども達も、ただ事じゃない空気を感じて黙っていました。

子どもの為に命を削るって、これだな。

生物の母性とか、よくわからないのですが。。。DNAに刷り込まれているのでしょうか。

今朝、母が買ってきた「防虫カバー」がロングコート用のみだったことに腹を立てた自分を思い出し、しょんぼりしました。

長いなら、切って使えばよいじゃない。

感謝しよう。

また、植物の話ではありませんでした。

子を守るってところは、同じですけどね。

○追記○

「敵」じゃなくて「ヘルパー」なんですって。次長曰く。

親じゃないツバメが餌を与えに来るって。

なぜ?

子供ができなかったり、巣作りに失敗したツバメが、本能で餌を与えに来るらしいです。

なんだそれ、切ない。

「敵」って言ってゴメン。

追い払って見えたのは、「遠慮」だったのね。

激しい遠慮だった。。。

ラン温室奥の、このシダなどが植栽されたコーナー。
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この季節、成長著しく、見応えあるコーナーになっていました。

緑が濃くて、湿気があって。

チラッとしか見なかったコーナーだけど、気になる存在に急成長。

そして、この近辺で、「小笠原諸島に生息する植物」を展示するコーナーを設けました。

世界自然遺産に認定されたってこともありますが。

それはまた明日。

○追記○

今、植物園HPトップページの彼は、琉球の王子兼本氏のご愛息。

二人のお子様を守ってます、兼本氏。

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女の嗜み

お裁縫が得意です。

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ウソです。

ある事情により、バナナ作っております。

手芸って難し。。。いわけではないと思います。

ただ、「適性」ってあると思います。

あるんです。

バナナ一本に半日って。

房を作りたいのですが。

何年計画にしようか。

植物園で、日の目を見るかわかりませんが、頑張ります。

楽しくなってきた。

今のところは。



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本日のできごと

とくに見頃の植物を載せるわけでもありませんが。

今日あった、ちょっとしたことをなんとなく。

兼本さん、朝礼の時にいなかったから、「今日は休みか」と思っていたのに

つなぎ着て登場。
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「写真撮って」

こどもか。

池に入ってはしゃいでるわけではありません。

オオオニバスを池全体に配置していたのだと思います。
今年もいよいよオオオニバスを北池に入れましたよ。

その時は、新聞社が数社取材に来て下さいました。
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結構集まって下さったようで。
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ローカルネタに困ってた?
でも、その取材、食いついて正しいですよ。
この植物園のオオオニバスの発育状況、展示方法は、全国的にも誇れるもの。
もしかしたら、世界的にも。
これだけの大きな池に広げて展示する方法は、日本ではここだけじゃないかな。
兼本さんの育てた苗、つい最近も沖縄から依頼されて、嫁に出しました。
「逆じゃない?」って思うけど、それだけ兼本さんの育て方が優れているってこと。
それと、台風が直撃しない富山って、夏場は生育に適しているらしいです。意外。

で、今日も取材したいと、再び某新聞社記者、久永さん。
某って、朝日ですけど。
久永さん、10キロ以上痩せたらしいけど、気付かなかった。
「痩せた」とか「髪切った」とか「何歳に見える」とか、そういう判定不得意です。
でも10キロって、相当な頑張りですよね。

さて、取材。
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兼本さんだけの取材、もうこれで何度目だろう。
久永さんだけが喰いついている気がする。

ちょっと横で聞いていただけなのですが、今日初めて知ったことがありました。
兼本さんの専門分野は「細胞生物学」
知らなかった。。。
「オオオニバス」だと思ってた。
「それは業務」だって。

で、取材終わって帰っていった兼本さん。
自宅の冷蔵庫が壊れたのですって。
この季節に。
ビールが冷えないって、兼本さんには死活問題なんです。
業務よりも研究よりも、今一番の最重要課題かも。

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焼岳登ってきました。

今朝の我が家の庭にて。

サンショウの木を見ていたら。。。

「それ、お父さん飼ってるから取らないでね」

「それ?」

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「ワタシのことです」

アゲハの幼虫。
むしゃむしゃ葉っぱ食べちゃったけど、「ここまでは許す」のですって。
でも、「ここまで」以上食べちゃったみたい。お言葉に甘えすぎ。
トゲに気をつけてね。

さて、焼岳登ってきましたよ。
筋肉痛、翌日出たってところはかなり重要。
まだいけるじゃない、わたし。
ただ、階段下りられない程ひどいです。落ちたほうが早いです。
多分、想像以上の残雪によるダメージかと。

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想像以上の残雪。

今の植物園HPのトップページにもなっていますが
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ギンリョウソウ
焼岳でも、沢山見つけましたよ。
「もののけ姫」にいなかったかな、こんなの。
「こだま」だ。木の霊。
そしたらやっぱりこれも、別名「ユウレイタケ」だって。
腐った木や枝葉につく、腐生植物。
色素がないから、こんな抜けるような銀色。
「銀竜草」って漢字を見ると、納得です。

今回も、長谷川さんのご指導のもと、登山を楽しむことができました。
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長谷川さんの背中。中尾峠にて。

ただ、長谷川さん、今は植物園にいないのです。
森林研究所に異動なさったので。
だから、撮った写真と名前の照合ができない。。。
覚えているものから徐々に書いていきますので、気長にお付き合い下さい。

私が唯一わかる高山植物、イワカガミ
葉っぱがピカピカで鏡みたいだから、すぐわかる。
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思いがけず、その花の群生に出会えました。

こんな鮮やかなピンク色だなんて知らなかった。

それを知ることができただけでも、とても意味のある登山でした。

行って良かった。

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明日は山

明日は焼岳登ってきます。

飛騨の辺りだそうです。

久しぶりです、山。

高山植物、余裕があれば撮ってきます。

加齢に負けるな。

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かおり

今朝、開園前の何気ない風景

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五島列島出身志内氏と、琉球の王子兼本氏の南国ペア。
仕事について色々と。。。
兼本氏がアロハなのは、休日だから。悪しからず。
この植物園は、南の方が多いのです。
あと、AB型。
こんなに一気にAB型に会ったのは初めてです。
それはどうでもよくて。二人の下にあるフラスコのようなもの、わかります?

アロマディフューザーです。
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水と精油をセットすると、超音波振動でミスト(?)がモクモク。
良い香りが漂います。

先日、必要なものの買出しに、志内さんと街中へ。
乗る車がなくて、いかついDATSUNで。
フェルト買いに行くだけなのに、トラックは過剰だわ。
そのついでに、これを購入。
正確には、試験的に置いてみるので、志内さん自腹。

熱帯雨林温室に入る前の空間を、南国っぽい香りで演出したかったようです。
本当は「プルメリア」の精油が欲しかったのですが、取り寄せ。
お店の方に南国っぽい香りをブレンドしてもらいました。
「イランイラン」と「オレンジ」の組み合わせ。
単独だとクセがあるけど、組み合わせると南国っぽい!
精油って奥が深いようです。

ちなみに、深澤直人デザインの「±0」のものだけど。。。
隠しちゃうから意味ないです、そんなスタイリッシュ。

香りといえば、これ、咲きました。
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コンニャク属の一種 アモルフォファルス・ブルビフェル
書けるけど、言えない。

コンニャクの花って、臭いし色もグロテスクだし。
展示するたびに「そこに置かないで~」って思っていました。
でもこれ、こんなにファンシーなコンニャクの花、初めて見ました。
気のせいか、香りも薄い?
でもそれじゃ、受粉できないですよね。
これから臭くなるのか。
ハエなどに受粉させる為に臭味を出すらしいですけど。
せっかくかわいい色だから、甘い香り出して、蝶とかに受粉させる。。。気はなさそうだね。
生存競争に勝つ為に選んだ方法なのでしょうし。

かおりといえば、もうひとつ。
渋谷さんは「かおりちゃん」
素敵な名前です。

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祝 記事数200件突破

昨夜は、良い月でした。
満月でもなく。ぼやけてるけど、朧月夜ってほどでもなく
言ってみれば曖昧な月でしたが。
でも、良い月でした。

「オムレツみたいなお月様よ」

「じゃあオムレツなんじゃない」

「生クリームがかかったオムレツみたいよ」

「じゃあ生クリームかかってんじゃない」

友達だったら、「ばかにしてんのか」ってなりかねない会話。
それでもコミュニケーションとして成り立つのが、家族の不思議。

生クリームがかかった月の翌日は、やっぱり曇り。青空なし。

この花は曇りの方が似合うかも。
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カシワバアジサイ
いつも植物園に写真を撮りに来るおじちゃんに教えてもらった、「前ボケ」で撮ったつもり。
手前をぼかすだけじゃだめなんですかね。

名前の由来は、やっぱりこの葉の形。
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カシワに似ているから。
「前ボケ」どころか、全部ボケました。すみません。

因みに、いま、「第14回 私の植物写真展」開催中です。
「前ボケ」教えてくれたおじちゃん、「植物園長賞」を受賞していました。

受賞作品は、チャイナブルーの写真。
もちろん前ボケ。
「これが前ボケだ!」って作品、是非見にいらして下さい。

あと、タイトルで主張しましたが、ブログ件数200件突破しました。
地味に一人で祝おうと思います。

これからも宜しくお願い致します。
ブックマークしていない方、そろそろなさって下さい。


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再会

度々我が家で申し訳ございませんが

あの方、どうなさったかしら…って思っていた方が、今年もいらっしゃいました。

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ヤモリ。
おなかポンポン。
毎年いらっしゃる。家族連れで。
ヤモリってキレイですよ。
色白、柔肌。

てことは、あれもそろそろだな…と思い、家の横の山に見に行った。
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ホタル撮ったつもり。
まあ、撮れるわけがない。
毎年この時期、数日間だけの貴重な灯。
夜遅いと、もう光らないことが多いけど、昨日は若干名、残業なさってた。
今日も見に行ってみよう。

ヤモリとかホタルとか、懐かしい方が一年ぶりに戻ってきた。
まあ、正確には「再会」じゃないんだけど。
でも、再会でいいかな。嬉しかったし。

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今年も温室の池では、熱帯スイレンが咲き始めました。

新芽が出ても、花が咲いても、果実が生っても。
去年と全く同じじゃないんだけど。
「またお会いしましたね」
ここは再会が多い。

人の再会も多いところが不思議です。
なんかあるのかな、ここ。

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オオオニバス入れた

梅雨、まだ入っていなかったです。
梅雨すっとばして夏になりそうな陽気。

この暑さもあり、うちの長毛犬二匹のうちの一匹が、久々トリミングに行きました。
ムクムクで、犬種も判別不能だったので。
盆栽みたいになって帰ってきた。トリマーさんってすごい。
毎回リボンやら花やら付けられて帰ってきます。
今回は、ピンクのバンダナ。
男の子なんだけど。
もう一匹には付けてくれない。
愛嬌って、どの世界でも必要です。

この人も散髪してきました。
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「オオオニバス植えるよ~」

以前は、ツーブロックのチェッカーズ風。
わたせせいぞうのハートカクテル風。
40代にしか通じませんかね。
床屋さんさえ、「いいんですか?」と躊躇。
「いいから黙ってやれ」と、強気で注文。
古さが逆に新鮮でした。
今回は、G.Iジョー風。
バイクのメットが入らなくなったから短髪にしたらしいです。

別に髪型はどうでもいいのです。
熱帯雨林植物室に、オオオニバス入れました。
そんな季節なんです。

かなり根が張っている、と見せてくれた。
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この植物園のオオオニバスの生育の良さは、全国的にも稀。
他の植物園さんから苗を求められることも多々あり。
兼本さんならではの技術。
「ちょっとしたことなんだけどね~」ですって。
ここでは毎年恒例で、当たり前のように思っていましたが
本当は花を咲かせることでさえ難しいらしいです。

今年も植物園のオオオニバス、ご注目下さい。
昨年のイベント→「オオオニバスに乗ろう」

DJ KANEMOTO
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オオオニバスがターンテーブルに見える。

チェケラ。

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ところで今梅雨?

富山って、結局梅雨入りしてましたっけ?
聞きそびれたままなのか、入ってないのか、よくわかりませんけど。
とにかく今日は爽やかなお天気でしたので、外へ。

5月までは、何かと涙が止まらず。
アレルギーというより、ドライアイ。
見頃の撮影に行く度に号泣。
ワタシは夜、目を開けて寝てるんじゃないかと思うくらい。
6月に入り、湿気のせいか、今日は涙が出ませんでした。

お客様からのご質問でたまにあるのが
「バラ園どこですか」
。。。なんか、雰囲気で「秘密の花園」みたいなもの、期待なさっているのがわかる。
バラ園っていうより、「香りの植物コーナー」の中の一角。
野趣溢れる。。。といった趣でしょうか。

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まだ朝露が残ったバラ

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わざとらしくなくてワイルドで、こういうの好きですよ。

先日の強風で倒れたジャーマンアイリス
「どうにかなってると思う」なんてざっくりしたこと言いましたが。
やはりどうにかして下さったみたい。
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「たすけていただきました」
松葉杖ついて頑張ってた。

こういう仕事、丁寧だなと思います。
けっこう花も傷んでいたのですが、抜いて終わりじゃない。
添え木して最後まで頑張ってもらう。

桜並木を見上げる。
ここからカッコウの鳴き声が聞こえるのです。
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探しても姿が見えないので、むやみに写真を撮ってみました。
当然写っていません。
全く別の場所から聞こえてきた。
「アホ」って聞こえる。

南池、湿地の植物ゾーン
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水面からポコポコ出ている花は

コウホネっていいます。
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川底を這う白くて太い根を、河にある白骨にたとえて「河骨(コウホネ)」。

ロッケリーの近くには、ニッコウキスゲ
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もうこの季節だったんだ。
山の上では、7月頃が見頃だと思います。

イブキジャコウソウ
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小さすぎるので、相当接写。

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小さい紫の花が、ワーッとね。
小さくても、量で圧倒。

シナノキの果実←間違えました。つぼみだそうです。すみません。
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葉っぱの真ん中から生えていて変?
これは、葉状の苞。
落ちるときはプロペラになる。
子孫を残す為に、歴史を重ねてDNAに組み込まれる不思議。

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シランはまだ鮮やかな紫。
遠くから見ても、ちょっと目が痛くなる。

クレマチス園に女子発見。
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植物園トップページの園内バスのお姉さんだ。
クレマチス園で、何か記録?
植物の知識は当然豊富。
園内バスだけでなく、本当に彼女は何でもやります。
何でも「やりたいです」って立候補。
私、あまり言わないな、それ。

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