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2012年2月

「ラン」のはなし

今年も、北陸最大の「蘭まつり」の開催が近付いてまいりました。

3/2(金)、3(土)、4(日)の三日間、富山県中央植物園、サンライトホールにて開催されます。
今年の特別展は、「ランの香り」がテーマ。
どんな魅力的な香りの蘭が展示されるか、とても楽しみです。
今年の東京ドームでのラン展の限定販売の香水、非常に興味がありました。
現場に行かないと香りも試せないし、入場料もかかるし。
なかなか強気な香水ですこと。

ここのラン温室。
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いつも満開です。
「癒す」っていうより、「盛り上げてくれる」かな。

入ったらたちまち良い香りに包まれる。
どこからかなと探したら、多分これかな。

ハゴロモジャスミン
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小さな白い花が集まって

羽衣のように上から枝垂れる。
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繊細な刺繍のレースのような…
これはラン科ではなく、モクレン科ですけどね。
ラン温室の彩りのひとつ。

蘭のおはなし。
ランのおはなし。
RUNのおはなし。

再び雪が覆う富山のまちを見下ろし。
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海ほたるが見えてきた。多分、海ほたる…だと思う。
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遠いけど、スカイツリーとゲートブリッジ。
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初めて見たけど、もうこれで満足。

はい、そして東京マラソン。行って参りました。
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3万6千人が、都内のメインの通りを堂々と走り抜ける迫力。

速すぎる先頭集団。有楽町駅近く、中間地点にて。
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日本人…いないな。
なんか、手足が長くて、大きな車輪が走り抜けて行ったよう。
手前のオレンジの人、多分、皇帝。

次の集団。とにかく速すぎる。
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むやみに撮ったら、ギリギリ公務員ランナーが写っていた。
この時既に、給水の失敗で失速が始まっていた様子。
給水ボトルに貼った「コバトン」のシールが見えなかったのですって。
あ、コバトンって、さいたまのキャラクターなんです。かわいい鳩。
どこまでも、埼玉の公務員の鏡ですね。

ちょっと遅れて、でもまだ速い集団。
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赤い人、オリンピックを狙える、芸能界最速の男。
坐骨神経痛と肉離れの激痛を、ゼッケンの安全ピンを臀部に突き刺す痛みでごまかしながら走っていたらしいです。
そんな苦痛を感じさせない走り。
全然芸人じゃない。命懸けです。

そして、震災復興への願いで走る方々や、親子で走る方。
走る人の数だけ、ドラマがあるのでしょう。
沿道からの、「お父さ~ん!」という声援を聞いただけで、涙が出そうになりました。

お祭りとして楽しむ人も、真剣に記録を狙う人も、全員、「なんとなく」参加しているわけではない。
徹底的に、この日に自分のベストを合わせてきた人が…応援、関係者含めて何万人?
そのパワーを感じる、素晴らしい空間でした。
あ、植物園の女子も一名、完走致しました。
自己ベストを大幅更新の素晴らしいタイム。
根性あるのです。

さて、富山の「蘭まつり」も、関係者の方々が、その日にベストを合わせて準備中でございます。
数々の蘭の饗宴をお楽しみに。

結びが強引ですか。
「蘭」より「RUN」のお話が多かったですか。
勢いで書いてしまいました。
また、見頃の植物もお届け致します。

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雪、とけてきた。

ようやく池の雪が消えました。
気温と雨が、融かしてくれた。
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水鳥達も、戻ってきました。どこにいたのか知りませんが。

久々の池に安心しきっていたのでしょうか。
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いつもは近付くと、「ヤツが来た!」と逃げていく。
今日は油断しきっていたようで、結構近付くことができました。
最後まで逃げなかった彼。

池の周りにも、お馴染みの光景が戻ってきた。
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キレイに並ぶ、お饅頭。

外のロウバイは、お腹を空かせた鳥が、咲いた傍から食べてしまうようで…
昼には咲いた花が全て無くなっていることも。
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鳥に先を越されて見る事ができなかった方へ。
インフォメーションのロウバイをどうぞ。
気品ある香りも、外のロウバイと変わりません。

熱帯雨林植物室のブーゲンビレア
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温室とはいえ、こんなに寒い富山の冬に、よくこれだけ咲き続けてくれた。

恐らく野生の小動物のウンチ。
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載せていいですか。
ウンチがあるってことは、ちゃんと何か食べるものがあったってことで、一安心。
しかし今年はタヌキによく出会った。山から下りてきたのね。
衰弱してヨボヨボ歩いているタヌキもいた。
おにぎり持って近付いても逃げられた。
仕方ない。野生だ。おにぎりなんて判るまい。
山の雪が融けるのを待とう。
みんな、春を待っています。

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もうすぐ帰ります。

雲南省から、職員二人。
研究の為の出張。
事件勃発したのか、させたのか。
ハプニングだらけだったらしいですが…いいです、無事なら。

トウツバキ、キレイだったかな。

富山のトウツバキは、こっち。
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いまいち、雲南温室ってどこかわかりにくかった。
一度、ちょっとだけ外に出るし。
だから、このように案内。

この自動ドアを出るって一目瞭然。
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これも渋谷さん作。

ちょっと歩いて左を見たら、温室がある。あの温室かな?
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あたり。ここです。
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現地の食堂っぽくなった。
ラーメン出てきそうでいいね。

満開までは、もう一歩。
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トウツバキ‘菊弁’
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トウツバキ‘紫ほう?’ころもへんに「包」
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現地のトウツバキ、大振りで存在感あったな→現地

富山のトウツバキも、満開を期待しよう。

それにしても、蘭とか、バラとか、トウツバキとか。
「ド~ン!」って存在感ある花の撮影は、私には難しい。
なんと言うのでしょうか。

下品になる。

本物は、もっと上品です。ほんと。

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もう…

雪、いいわ…
昨日は、親の敵のように降りましたね。
近所のおばあさんも、「綺麗だけどね、もう、ノーサンキュー。」って言ってた。
「雪掻き」って言っても、掻いた雪を置く(「棄てる」と言いにくい)場所、もうないから。
そしてまた、タヌキに会いました。車庫の横にいた。
この雪じゃ、お山にごはん、ないのだろうね。
タヌキって、そんなに会う?と言われますが。ええ、遭います。

セキレイかな。野鳥の足跡。
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多分、ごはん探しに来たのと、雪を避けてエントランスに入ったと思われます。

カラスか、猛禽類か。
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大雪の日は、さすがに空に鳥は少ないけど、必ずどこかにいる。
みんな、どこで寝てるの?

寒い写真はやめよう。
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熱帯雨林植物室へ行こう。

仏教三聖樹のひとつ、ムユウジュ(無憂樹)が咲きました。
高い位置なので写真が遠いです。
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お釈迦様が生まれた木。
正しくは、お釈迦様の母親、麻耶夫人が花に手を伸ばした時に、脇の下から生まれ落ちたそうです。
そして、お釈迦様は、誕生と同時に四方に七歩歩き、右手で上を、左手で下を指し、
「天上天下唯我独尊」と仰ったとか。
「脇の下?」とか、「すぐ歩いた?」とか言いっこなし。
「お釈迦様」です。
因みに、悟りを啓いた「ボダイジュ」、入滅に関わる「サラソウジュ」、三大聖樹、全て植栽されております。
ただ、まだ若いのか、これらはまだ咲いたことはありません。
咲いたムユウジュを見ることができることも、全国的には珍しいことです。

あ、それと、婦人病の薬としても利用される、「女性の樹」でもあるそうです。
花に手を伸ばしてみようかな。
脇から産まれないにしても、安産になるかも。

ハイビスカス、ミニ・ピンクが大量に蕾をつけていた。
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小ぶりのピンクの花が沢山咲いて、とてもかわいいですよ。

ノボタン科 メディニラ・スペキオサ
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またピンクの花を愛でて、女子力アップを狙う。

お馴染みの景色。
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本日の植物園。

明日は晴れるらしいですよ。
冬の植物園へ、どうぞ。

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春を待っていた方々へ。

雪、少し融けてくれましたね。
出勤時のラッシュも緩和。
ブーツじゃなくてもいいよね…って、ヒールで出勤。
うっかりしてた。今日は外に撮影に行くつもりだった。
ヒールで行けるか聞いたら、当然「長靴じゃないですか」と。
急遽、武市さんにスパイク付き長靴を借りて、出動。

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うん。ヒールじゃダメだね。

何か小さい獣の足跡と私の足跡が交錯。
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色々います、この植物園。

もうすぐ開きますよ、シナマンサク。
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クルクルカールした花弁。
クラッカーの中身みたい。パーン!って方のクラッカー。

ハクモクレンの花芽。
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こんなに寒いのに、皆、ちゃんと春に向けて準備しているのね。

これを撮りたかったの、ソシンロウバイ。
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顔を近づけると、濃い、甘い香りがしました。
出来立てって香り。
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昨日、NHKさんが、春の訪れを撮影に来て下さって。
ニュースで扱って頂きました。
ロウバイと一緒に出ていたおじちゃん(お客様)、陽気な方でした。
「いや~出ちゃったよ~まいったな~」って照れていらした。
ニュース見たら、とてもシンプルで、とても良いコメント。

「こんなに綺麗な花。沢山の人に見て欲しいです。」

植物園スタッフの代弁者のようです。

春を待っていた北陸の方々に見て頂きたい。

沢山の方々に見て頂きたい。

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大丈夫。メインの道は、除雪済み。

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また雲南省。

富山便って、最強だと思います。
飛行機のことです。
最強なのはパイロットかな。
「いや、今日は飛ばないでしょ」
って大雪の日でも、気付くと飛んでる音がする。
「ギュ~ンって聞こえたね。また飛んだか。」
植物園、空港が近いだけに、離着陸の音に毎回感心致します。
「ギュ~ン!」って音が、「今だ~!」って聞こえます。
僅かな晴れ間を見つけて、離着陸してる。

昨年の今頃、雲南省へ行く為に、富山空港から上海へ向かった機上から。
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この日は、根雪はあったけど、空は晴れていたみたい。
雲の上に出ちゃえば、晴れは必然ですけど。

それにしても、天気に恵まれた旅でした。
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あちらでは、このように飛行機に直接乗ることが多いだけに、晴れに感謝。
この、インディー・ジョーンズのような方、今、雲南省に出張中の兼本さん。
彼からメールが届きました。

「見たこと無いアドレス。kunmin…クンミン…くんみん…昆明!兼本さんからだ!」
小躍りしてメールを見たら、既に事件勃発しているご様子。
今回は国際学会なので、人種も様々。問題も多種多様。喧嘩上等。これはウソ。
とてもココには書けないような、沖縄仕込の海兵隊スラングで埋め尽くされておりました。
が、気のせいか、イキイキして聞こえる…。
兼本さんの元気のバロメーターは、スラング頻用度。
あと、「元気ですよ!」って言ってるし。
元気みたい。良かった。

今回は、西双版納にも滞在するらしい。
写真は、その植物園の吊り橋。
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植物園に吊り橋架かるのです。
規模が…規模が…。

板根(ばんこん)
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植物園を作るから植物を入れたのではなくて。
植物の歴史がそのまま植物園。
規模が…。

西双版納の市場の熱気。
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ここではね、クラクションが会話。鳴りっぱなし。

市場の熱気。というより湯気。
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なんかね、勢いで量買いそう。

雪景色を撮るのも飽きて、雲南省を振り返ってみました。
雪も、いいんだけどね…。
束の間の、南国への逃避。

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雲南省、思い出していました。

今、研究者の兼本さんと志内さんの南国出身ペア、中国は雲南省に出張中です。
調査研究の為、20日間ほど。
行く手を大雪に阻まれたらしいですが、ルートを変えて、無事着いたそうです。
いや、無事着いたかは知らないけど、皆さんが何も言わないのは、多分無事の証。
「今頃、上海に着きましたかね~」なんて話をしながら
「私たちが雲南省へ行ったのも、去年の今頃か…」と、旅の同朋渋谷さんと、遠くを見てしまいましたよ。
心から「もう一度!」って思える旅は、人生の中でもきっと貴重なもの。

「春城」の昆明では、今頃満開でしょうか。
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トウツバキ‘菊弁’
雲南温室でも、少しずつ咲き始めました、トウツバキ。

でも、殆どの花は、まだこのような感じ。
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外の様子を窺っています。

白秧茶
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ヤブツバキの園芸品種で、白色八重の花をつけます。
中国では赤い花が好まれることから、この品種はもっぱら接ぎ木用の台木にされていたようです。
これは、雲南から導入したトウツバキの台木として使われていたものが開花したものらしいです。
影の立役者にならくても、メインでいける、清々しい美しさ。

昨日、某国営放送で、雲南省の棚田の特集をしていました。
2010年に、世界農業遺産に認定された棚田です。
雲南省といっても広いですし、ここは行く予定もなかった場所。
ですから、特に下調べもしなかったので、予備知識なしでテレビを見ていました。

。。。行けなかったことが悔しくなりました。

当然写真もないので、検索なさって下さい。
ここに感想を書くと、長くなりそうなので少しだけ…

この棚田は、常に水を湛えています。
水田で、鯉も育てているのです。
鯉が害虫を食べ、糞は肥料になり、収穫と同時に、成長した鯉もたんぱく源として捕獲。
無農薬の水田では、タニシも丸々と太り、貴重なたんぱく源となります。
そして収穫、脱穀した米をどうするか。
全て、自分達の生活に充てています。標高差500m上にある居住区まで、40kgの米を担ぎ、何往復も運ぶのです。人手が少ない時は、女性も。
想像を絶する重労働。
その為には、米を食べる。そして働く。この米を食べる為に。
水田の中でも、それを育てる人間の営みも、全て、きれいに循環している。
そしてその循環が、歴史となっている。

そして美しい景色まで生み出す。
世界中のカメラマンが集まってくるそうです。

村の人の言葉が、残りました。
「他の人がここを見たら、『美しい』と思うのかもしれない。でも自分達には、『生活』なのです」

直向に、ただ、生活をしている。
それが美しい形を生み出す。
ここで書いた輪違い文様のようだとおもいました。→ここ
願わくば、『生活』と思わない人間に、その美しさを侵されませんように。

行けなかったことが悔しくもありますが、それで良かったとも思えます。
「いつか見たい」
そう思えるものがあるのは、幸せなことかもしれません。

雲南省を思い出すきっかけが多すぎる、ここ最近。
兼本さんと志内さんの帰りが待ち遠しい。

植物園随一のIT脳を持つ二人がいないと、ネット環境に安心できない。
ってのもあります。

元気かな。

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晴れた。

今朝も混雑が予想されたので、頑張っていつもよりかなり早く家を出ました。

案の定、進まない車の列。

いい加減ひまになり、また車窓から。
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今朝の富山は、こんな感じ。

橋から。
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向こうは、富山市中心街。

「鉛のように低く垂れ込めた重い空」と形容されがちな、日本海側の冬。
天気予報でよく聞く、所謂「すじ状の雲」って、こんな空も見せてくれる。
重い空や、こんな空。
緩急めりはりがあっていいでしょ。

車線も消えてツルツルな路面。
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富山の人ってすごいわ。
夜、車線が消えた路上でも、なんとなく判断して3車線に並んでいた。

この時期、「地味」と言われる高山植物室。
その代わり、満開の季節は「絵画」です。
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陽が射すと、華やかさはないにしても、覗きに行きたくなる空間。

この部屋からの景色も、この部屋の魅力のひとつ。
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咲いていないと思っていたのに
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咲いていたら、とても気分良いです。

プリムラ・シネンシス
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中国名「蔵報春」という名前もあります。
春を告げる花です。

「この花が咲いたら、春はもうすぐ…」って季節の感じ方、良いですね。
「大雪にご注意下さい」ばかり聞いていたから。

もう少ししたら、春を探しても良さそうです。

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