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雲南省、思い出していました。

今、研究者の兼本さんと志内さんの南国出身ペア、中国は雲南省に出張中です。
調査研究の為、20日間ほど。
行く手を大雪に阻まれたらしいですが、ルートを変えて、無事着いたそうです。
いや、無事着いたかは知らないけど、皆さんが何も言わないのは、多分無事の証。
「今頃、上海に着きましたかね~」なんて話をしながら
「私たちが雲南省へ行ったのも、去年の今頃か…」と、旅の同朋渋谷さんと、遠くを見てしまいましたよ。
心から「もう一度!」って思える旅は、人生の中でもきっと貴重なもの。

「春城」の昆明では、今頃満開でしょうか。
Cimg6781
トウツバキ‘菊弁’
雲南温室でも、少しずつ咲き始めました、トウツバキ。

でも、殆どの花は、まだこのような感じ。
Cimg6778
外の様子を窺っています。

白秧茶
Cimg6773
ヤブツバキの園芸品種で、白色八重の花をつけます。
中国では赤い花が好まれることから、この品種はもっぱら接ぎ木用の台木にされていたようです。
これは、雲南から導入したトウツバキの台木として使われていたものが開花したものらしいです。
影の立役者にならくても、メインでいける、清々しい美しさ。

昨日、某国営放送で、雲南省の棚田の特集をしていました。
2010年に、世界農業遺産に認定された棚田です。
雲南省といっても広いですし、ここは行く予定もなかった場所。
ですから、特に下調べもしなかったので、予備知識なしでテレビを見ていました。

。。。行けなかったことが悔しくなりました。

当然写真もないので、検索なさって下さい。
ここに感想を書くと、長くなりそうなので少しだけ…

この棚田は、常に水を湛えています。
水田で、鯉も育てているのです。
鯉が害虫を食べ、糞は肥料になり、収穫と同時に、成長した鯉もたんぱく源として捕獲。
無農薬の水田では、タニシも丸々と太り、貴重なたんぱく源となります。
そして収穫、脱穀した米をどうするか。
全て、自分達の生活に充てています。標高差500m上にある居住区まで、40kgの米を担ぎ、何往復も運ぶのです。人手が少ない時は、女性も。
想像を絶する重労働。
その為には、米を食べる。そして働く。この米を食べる為に。
水田の中でも、それを育てる人間の営みも、全て、きれいに循環している。
そしてその循環が、歴史となっている。

そして美しい景色まで生み出す。
世界中のカメラマンが集まってくるそうです。

村の人の言葉が、残りました。
「他の人がここを見たら、『美しい』と思うのかもしれない。でも自分達には、『生活』なのです」

直向に、ただ、生活をしている。
それが美しい形を生み出す。
ここで書いた輪違い文様のようだとおもいました。→ここ
願わくば、『生活』と思わない人間に、その美しさを侵されませんように。

行けなかったことが悔しくもありますが、それで良かったとも思えます。
「いつか見たい」
そう思えるものがあるのは、幸せなことかもしれません。

雲南省を思い出すきっかけが多すぎる、ここ最近。
兼本さんと志内さんの帰りが待ち遠しい。

植物園随一のIT脳を持つ二人がいないと、ネット環境に安心できない。
ってのもあります。

元気かな。

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