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くすりの富山

こんにちは。

ブログの更新を忘れかけておりました。

子供達の夏休みも佳境に入ってまいりました。
「佳境」っておかしいか。でも、宿題を考えると、「佳境」でしょう。

まだまだ、「木の実クラフト」に駆け込むお子様方が多くいらっしゃいます。

まずは、受付で人数を伝えて、あとは注意点を説明させて頂いております。

「ほら、おねえちゃんに『おねがいします』って言ってきなさい」と、お母様。

「おねえちゃん?」なんて、後ろを振り返って確認するような野暮なことは致しません。

今月誕生日を迎えた妙齢のおねえちゃん、せっかくだから、そのお気遣い頂いておきます。

誕生日といえば、この植物園は、今年はちょうど20歳のめでたい年。

その記念すべき節目に作られたのが、くすりの植物コーナー

富山といえば「くすり売り」とすぐに連想できるほど、配置薬の歴史は長く、300年以上。
このコーナーは、富山県で栽培されている薬用植物をはじめ、一般的には薬用植物としては扱われなくても、身体に良い部分が含まれる植物も展示しております。
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ちょっと前ですが、その開園式典の模様。

ここは、長年作りたかったコーナーだと、武田薬品薬用植物園へ行った時に、神戸さんから聞いておりました。
規模こそ違えど、あの植物園で見てきたことが活かされている部分も多くあります。

薬用植物コーナーの面白さのひとつ…
「この植物は知ってるけど、身体に良かったんだ!」という発見があるところ。
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花は終わりましたが、芍薬。
観賞用として愛されておりますが、実は、根は薬用に使われる。

これも花は終わっていますが、トウキ
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芍薬とあわせて、「トウキシャクヤク」って、漢方薬でよく聞く名前…
終わった花から、漢方薬の甘い香り。

黄色くかわいい花を咲かせるのは、ハブソウ
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種子や葉を煎じたものは、「ハブ茶」としても飲まれていますね。

ウイキョウの花
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「フェンネル」という名前のハーブとしての認知度は高いですね。

ウンシュウミカン
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陳皮(チンピ)という名前は、よく聞きます。
そうか、これも漢方薬ですね。
薬効用途は、芳香、苦味権胃、鎮咳
だそうです。

昨日の豪雨で倒れたキキョウ
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これも根を生薬として利用し、薬効用途は、鎮咳、去痰

まだまだありますが…あとは是非、見にいらして下さい。

薬用植物って、案外身近だけど、それを薬用として認識していなかった物も多くあります。

薬は毒にもなり、毒は薬にもなる。
初めに口にして、これは毒、これは薬、と判定した人がいたから、今があるのですよね。
何がきっかけで、薬用と判断したのか…
「食用植物と有毒植物の認識のなかから本能的にみいだされたものと想像される」と書いてありましたが、「本能的」っていうところが、ざっくりしすぎて曖昧ですね。
恐らく、薬効があるかの判断なんて、食用の判断よりも時間がかかるはず。
「ピンチがチャンスに変わる」ものが、「チャンスがピンチに変わる」こともあったでしょう。

先人達の、興味、発見、知識、経験からなる、薬用植物。
「専門知識を持たずに薬用植物を使用することはきけんなのでやめましょう。」って、看板にも書いてありました。

「これ薬になるのか~」なんて軽々しく口になさいませんように。

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