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道宗さまの通い道 --高落場山登山--

今年初、低山ハイクに行って参りました。

砺波平野と五箇山の谷を隔てる山並みのひとつ、標高1,122mの、高落場山。

市内から車で約1時間弱、身近にこんな素敵な山があることを知りませんでした。

初心者の軽登山にも向いた山ですが、最近はトレイルランニングでも人気のコースです。

私は、これっきりやっておりません→楽しかったけど…きつい。

今回は、この山を通常は爆走する方に案内して頂くということで、ひたすら「走らないでね」と念じておりました。

さて、登りますかね。案内よろしくお願いしますね。
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いいシューズだね。

とっても速く走れそう。

…でも走らないでね?

うっかり走らないように、食料を全て担いで頂きました(最も重い)。

つくばね森林公園に車を停めて、縄ヶ池から登り始めます。

途中、パラグライダーが離陸する地点からの景色。
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晴れていれば、眼下に散居村の砺波平野を望めます。

さて、縄ヶ池へ。
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自然環境保全地域に指定されているそうです。
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5月頃に来れば、水芭蕉の群生を見られますが
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今は水芭蕉の藪漕ぎ。
小松菜を掻き分けているような。
これはこれで、ちょっと楽しい。

秋には、池に紅葉が映り、とても美しいはずです。
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ミズキ
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マユミ
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そして、縄ヶ池から、いきなりの急登の連続。
「龍の背中」と言われているそうです。
その、龍の背中から望む縄ヶ池。向こうには、晴れれば砺波平野を見渡せるそうですが、今回は残念。
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心の準備が無かったので、のっけから心が折れた状態で見下ろしました。

脈と心拍数が乱れたまま撮ったササユリ。道沿いに沢山咲いていました。
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今が見頃なので綺麗に撮りたかったのですが、全く余裕がなかったです。
標高が上がると、蕾の花が多かったので、まだ楽しめそう。

コアジサイが群生していました。
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龍の背中で折れたハートに、一服の清涼。

サンカヨウの果実
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白い花の頃しか見たことがなかったのですが、果実もブルーベリーのようでかわいらしい。

立派な千年杉
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道標にはクマさんの爪跡。
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イライラしてヤケクソで引っ掻いたのかな?って思ったら、なんでもこの塗料がお好きだそうで…

これをよく見かけました。

爪とぎガード。
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ネコか。

特筆すべきは
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今年の毛虫の多さ!
ぶら下がってる彼らを避けきれない。
時々、気付かないまま拉致してる。
今年は、例年になく多いそうです。
もう、全室満員につき相部屋よ。

ブナ林が美しいって聞いていたのに、急登が続き…
本当に普段これ走ってるのかな…
つい、「あとどれくらい?」と、禁断のセリフが出てしまう。
「あと5mで急登終わり」
ほんとに5m?私の知ってる5mはこんなに長くない。

急登がキツかった分、ブナ林は本当に美しかったです。
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生憎の曇り空でしたが、雲が動く度に、光が差し込む。

このような木のこぶをよく見かけました。
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何らかの原因でできた傷や、虫が入ったりして傷んだ部分を、自らの力で修復しようとした形跡が、このこぶ。
「生きよう」という力の証。

ブナの巨木。
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ブナの寿命は比較的短く、200~300年と言われていますが、これは…
どれくらいの時間、ここでこの山を見守っているのでしょうか。

何かしらの自然の力が加わり、こうなりましたが、
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生きてます。柔軟に生きています。

そして頂上からは
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晴れていれば、白山や北アルプス、医王山に散居村まで見渡せるそうです。
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…次の楽しみね。

南砺市のへそ周辺を散策して(写真なし)、さて下りますか。

ちょっと綻びてるけど、ヤマツツジ
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木の穴に入ろうとして入れないまま固まるナメクジ(ぽっちゃり体型)


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やせようか。

この道が一番好きでした。
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曇り空のお陰で、ブナ林に薄っすら雲が漂う。

オオバギボウシ
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これから咲き始めます。

ヤマアジサイ
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植物園でも見頃を迎えております。

たまにパラグライダー。
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そして下山。

途中写真を撮っておらず、端折った部分もございましたが、こんな感じ。
景色の変化も楽しめて、木々の力強さも感じることができる山。
そして、この日、耳に入ってくる音は、もう初夏でした。

なぜこの山を登りたいと思ったか。

これがきっかけ。
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このブログ、非公式とはいえ、ちょっとリンクとか張りにくいので、ポスターの写真。

道宗道を、ご存知でしょうか。

五箇山の標高1,000m前後の尾根道を30km歩く古道「道宗道」

名前の由来となった「道宗」は五箇山・赤尾谷出身の念仏者。
五箇山地方に浄土真宗を広めました。
その道宗が布教拠点の井波・瑞泉寺の蓮如鵜上人のもとへ毎月教えを求めて通ったと言われる山道です。

 

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「どうしゅうさまの かよいみち」モニュメント

しかし、その道もいつしか雑木で埋もれてしまいました。
貴重な歴史遺産を復興しようと地元の山岳関係者が「道宗道の会」を結成し、ルートの整備を進め、昨年全線の通行が可能となりました。

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保存会の方々が、各所に据え付けた道標。 その古道を活かして企画された、トレイルランニングレース。 そのコースのほんの一部が、今回登った高落場山というわけ。 全ては無理でも、少しでも知りたかった。 この約30kmを、道宗さまは毎月通ったそうです。 毎月トレランレースしているようなもの。 屈強なトレイルランナーより、道宗さんが一番強いかもしれない。 「走れメロス」ならぬ、「走れ道宗」で、一本書けそうでしょ。 セリヌンティウスが蓮如上人。 人質にしたらダメですけどね。 富山の誇る世界遺産「五箇山の合掌造り集落」と、歴史ある古道「道宗道」を舞台にしたトレランレース。 来年は、北陸新幹線も開通することですし、成功させて、富山を盛り上げるきっかけになって欲しいものです。 これ、植物園ブログとしてセーフですよね?




追記
諸事情により、フォントや文字サイズに乱れがございますが…諸事情です。
読めない箇所がありましたら申し訳ございません。
明日直します。



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