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2014年9月

晩秋の植物園です。

こんにちは。

春を過ぎると、植物園は花がなくなり、見応えがなくなる…

と、思われがちですが

そんなことはないです。
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ええ、全く。

フローラルステージも秋の植物で覆い尽くされ、見事。
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ここは、夏から秋にかけて、咲く順番なども考えて、植栽されているようです。
ガーデニングって、頭を使いますね。

秋でも、姿も香りも楽しめる花は沢山あります。
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キンモクセイ

白い花から紅色へと変化する酔芙蓉。
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後ろの紅色の花が、昨晩の白花。
咲いて儚い酔芙蓉。

果実を楽しめるのも、秋ならでは。

ワタの実
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種子の周りの長い毛が綿になる。

シシユズ
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お正月飾りによく使われますね。

センダンの果実
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ヒヨドリが啄みに来る。

パンパスグラスと秋の空。
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空気が澄み、空が高くなり、青空に植物が映える。

この景色も、秋の植物園ならでは。

春だけじゃなくて。
秋もいい。

なんか、相田みつをっぽい。

秋だもの。

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企画展 「売薬版画と富山のくすり売り」

私の中で、「富山の薬売り」といえば…

入試の面接官に、「富山といえば~、薬売りですね!」と言われたこと。
今でも覚えています。
こちらも「ああ、そうですね~」なんてお愛想返事しかできず。
面接官も、それ以上の知識が無かったのか、それに関する質問もなく…
富山情報、それしかなかった?

でも、「それしかない」のではなく、「それくらい有名」と、ポジティブにも捉えられます。

「富山の薬売り」の始まりは、300年以上も昔。
江戸時代の富山藩2代藩主、前田正甫公の頃から続くものです。
そこから現代までの道程は省きますが、有名になるのも納得の歴史の長さ。

今回の企画展は、「くすりの植物コーナー 開園1周年記念」の特別展です。
富山の植物園ならではですね。


一年も経ちますと、見応えのあるコーナーになってきました。

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昨日の空は気持ち良かった。

サンライトホールでは、富山のくすりの歴史についての資料、貴重な売薬版画などを展示しております。
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版画、見えませんけど…。所有権などの関係で、遠撮です…


富山の薬売りといえば、得意先の子供たちに配った「紙風船」が有名です。
子供達は、薬売りのおじさんが、全国を回って仕入れてきたお話や紙風船を、とても楽しみにしていたそうです。
そしてもう一つが、「売薬版画」。
娯楽の少なかった当時の人々は、このお土産を心待ちにしたいたそうです。
その中でも一番多いのが、浮世絵風の歌舞伎絵。
展示品を見る限り、これはもう…美術品ですね。
当時の人も、コレクションしたのではないかしら。
掲載できないのが残念ですが、是非、企画展でご覧下さい。


でもこれなら載せられると思うの。
個性的な、「富山のくすり」のパッケージ。
気になるものを、いくつかご紹介。
(現在販売されていないものも多く含まれます)

美女シリーズ

爽やか和顔美女。ピースも爽やか。
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頭痛も治ってノイスルピース。

和顔だけど、憧れのくっきり二重美女。
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「あら!治ったわ!」と言っている。

ハーフ通り越して、もはや外人美女。
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昭和の名女優さんって、西洋的な顔立ちですしね。
庶民の憧れですかね。

色っぽい。
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口元に添えるハンカチがまた色っぽい。

カップルシリーズ

似てると思う。
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やっぱり似てると思う。

バックに花で、彩の良いパッケージ。
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でもこの名前はどこかで見たけどまあいいわ。

商品名は、願望です。
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このカップルも、これ飲んですぐに朗らかになるのです。

だるまさんシリーズ

多いのですよ、だるまさん。
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前の写真と同じく、3ぷん。
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即効!ってことかな。

顔がちょっと…
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やっぱり顔がちょっと…

どこに効くかがよくわかる。
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腸です。

お父さんは、風邪ぐらいじゃ休んでいられない。
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40度の熱も、これで一気下げて、いってらっしゃい。

先生!
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私のお腹に何がいるのですか!

これは有名。富山の薬の元祖です。
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タコ、フグ、ナス、カボチャ、きのこ…食べ合わせが悪かったのかな。

キリンさん。
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ゾウさんはもっと好きですか。

富山ならではの絵柄。
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立山連峰?この絵柄もよく見かけました。


きりがないので、この辺で。
富山の薬のパッケージの展示も、興味深いです。

このブログ、昨日、フィニッシュ間近で消えました。
歴史とか、念入りに調べて書いた力作が、消えました。
下がったモチベーションを、なんとか上げて書きましたが、やはり昨日とは違う。
抜け落ちた部分が多々あるけれど…

そこを薬の写真で埋めたわけでは、決してありません。

展示期間は10月29日(水)まで。

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カツラ

こんにちは。

今日はね、目的を持って展示園に出たので、迷いませんよ!

目的は、カツラの木。
カツラの葉は、落葉すると、カラメルの香りがするのです。
以前いた、青山さんが教えてくれた。

そろそろ落葉している木もあるので、探しに行ってきました。
今回は、目的もあるし、地図で場所も聞いたし、迷わない。大丈夫。

南池の畔。
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オミナエシ、ミヤギノハギ、ススキ。
秋らしい景色が広がります。

途中で山田さんに会えてラッキー。
わたし 「カツラの木ってどこですか?」
山田さん 「地図持ってますか?」
あ~。地図、忘れたわ。
でも、丁寧に山田さんが教えて下さったから、大丈夫。

まっすぐ行って、二つ目の橋を…曲がった?手前?実は通り過ぎてる?
やっぱり着かない。
大丈夫。今回は目的ある迷子だから。
しばらくウロウロ彷徨ったら、甘い香りがしてきた。
これは…カラメルの香り!
今回は、嗅覚を働かせて木を探しました。原始的でしょ。→前回は、影。

香りが近づいてきた…
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あった。これ。

そうそう、このハート型の葉。
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でも、この若い葉は、まだ匂わない。

これが落葉したら、カラメルの香りがする。
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早く落ちないかな。

園内のカツラの落葉は、まだこれからのようです。
まだ少ないけど、数枚を拾ってみた。

これらはまだ落葉したばかりなようで、香りも濃かった。
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乾いてくると、この甘い香りが薄くなるとか。

ところで、なぜこんなに美味しそうなカラメルの香りがするの?

この香りの成分は、マルトール。
このマルトールは、若い葉にも含まれています。
しかし、前述の通り、木についた青い葉からは香りはせず、落葉後のわずかな時間しか香りません。

このマルトールマルトース(麦芽糖)に熱を加えて焦がすと、マルトールが生成されて、独特の甘い焦げたような香りが作られます。
焼いもの特徴成分でもあると聞くと、納得です。
そして、マルトース(麦芽糖)に、ニホンコウジという麹菌を使ってコウジ酸を作り、それからマルトールを作ることもできるとか。

マルトース(麦芽糖)が、落葉にくっついた麹菌に反応して、マルトールになったんじゃないの?

ってのが、検索して出てきた結果でございます。
(混乱したから色分けしたけど、意味あるのか。)

落葉しないと匂わない理由は、なんとなくわかった気がする。
なんとなくですよ。薄っすらですよ。

ということで、カツラの木を、探しにいらして下さい。

嗅覚で探して頂くために、あえて場所は教えません。

正しくは、教えられない。

(調べておきます)

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ミズアオイ

こんにちは。

昨日の富山は登山日和。
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久々に、天気に恵まれた大日岳登山。

山頂からの写真。

行ってませんけど。

私がいたのはこっち。下界。
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田んぼが黄金色。
下界の景色もなかなかいいよ。

稲穂も重そうに垂れてきた。
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9月8日に刈入れって札が下がっていました。もうそんな季節。
農家の方、いつもお疲れ様でございます。
頑張って下さい!

田んぼといえば…
この、青紫の美しい花をご紹介致します。
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ミズアオイ(水葵)
別名 ナギ(菜葱)

ここ最近は、この季節の名物のように展示されている、水生植物。

「綺麗だ綺麗だ」と、この花を褒めていたら、シルバーのおじさん怪訝顔。

実はこの植物は、絶滅危惧植物。
富山のレッドデータブックでは、準絶滅危惧種に指定されています。
かつては、水田雑草としてよく見られていたようですが、水路の改修や除草剤、環境の変化によって、個体数が激減してしまいました。
今見られるのは、これよりも花の小さい、同属のコナギ(小菜葱)。

こうして見ると美しい植物ですが、農家さん泣かせだったのですね。
怪訝顔したシルバーのおじさん、きっと農家さんなのね。

この植物は古くから日本人にとって身近な存在だったようで。
万葉集では、これを食用にして食べたという歌が四首詠まれています。
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…この葉っぱかな。
見ようによっては、肉厚で美味しそうかも。

恐らく、9月末頃までは、美しい状態で展示できると思いますが…
お早めのご来園をおススメ致します。


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9月ですね。

8月、3回しか更新しませんでした。

「どうしたの?」って何度か訊かれましたけどね…。

9月です。

日が暮れる時間が徐々に早くなって、そのうち、帰る時間には暗くなっていて…
ちょっと寂しい気分になってくる秋の始まり。

でも、日中は空も高く、空気も澄んで、気持ちの良い季節です。

久しぶりに、日本の植物ゾーンへ。
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秋の空気を感じますが、まだ夏の雲の名残。

まだ穂が開き始めたばかりのススキ。
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高くて澄んだ秋の空に向かって、グンとね。

その下には
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ナンバンギセルが群生

名前の由来は、その名の通り、南蛮(スペインやポルトガル)の煙管(パイプ)に似ているから。
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ススキやミョウガなどの植物に寄生する、一年草の植物。

その並びのオミナエシ。
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慌ててお食事しなくても、まだ咲いてると思うよ。
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ごゆっくり。

そしてミヤギノハギ。
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ススキとの饗宴までは、あと少しかな?
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ヤブミョウガの花。
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そして秋は、果実も楽しめる季節。
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ゴンズイの果実が割れて、中の黒い種子が見える。

ヤマボウシの果実。
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うちの犬の好物。(拾い食い)
食べられるって、よくわかったな。

カリガネソウ
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漢字では、「雁金草」とも書きます。
字の如く、花びらの一部を、鳥の雁に見立てて名付けられたとも言われています。
「帆掛草」という別名もまた、納得できる姿です。

ピントが合わなくて困った花は
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アキノタムラソウ→間違えた。ミズヒキだって。(看板がね、近かったの)
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小さい。

秋晴れの本日は、芝刈りデー。
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ツルンとして、パンパスグラスが引き立ちます。

勤続約6年。
軽く迷っちゃいましたね。
想像と違うところに出てビックリ。
影を見ました。
こっちが東か…って。
原始的でしょ。

園内見頃マップもありますし、通常は迷いません。
安心してお越し下さい。

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