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2016年2月

桜並木を見に行ってみた。

遠巻きに桜並木を眺めておりましたら、なんだか枝が薄っすらピンク色に見えてきました。
気のせいかな…毎年思うのですよね、この時期に。
そして、桜並木を見に行ってみましたよ。
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案の定、まだまだ早いのですが、ほんのり赤みが差してきたように思えます。
これが集まって、薄っすらピンク色に見えてるのかしら。
蕾は、私達の期待とは関係なく、気候、日々の状況に合わせて、直向きに準備中。

そして、これの開花を見つけました。
ミツマタ。
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これを見られただけでも、外に出て良かったなと思う。
小さな黄色い花が沢山集まった姿は、まるで子供達が春を喜んでいるよう。

黄色を見つける度に、春を感じます。

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第3回 クリスマスローズ展開催中。明日までですよ。

昨日19日(金)より、クリスマスローズ展を開催中です。

今回の特別展示は「黒いクリスマスローズ」
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黒といっても、海苔のような黒さではなく、深い紫のような黒。
シアニジン系のアントシアニンと葉緑素が重なり合うことで黒っぽく見えるのではないかと推測されています。

毎回呟いておりますが
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クリスマスローズって

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俯き美人の為に

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どう撮れば良いかわからないでしょう?

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無理やり下から煽って良いものかどうか…

皆どんな風に撮影しているのか見ておりましたら
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煽って正解みたい。よかった。
それしかないですよね?

でも、販促コーナーを見ていたら
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水を張ったガラスに浮かべたり

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ドライフラワーにして上を向かせて飾ったり

俯き美人、工夫次第で楽しみ方は広がるようです。

今日、明日と13時半より栽培方法の講習会も開催されますので(入園料のみ)、是非ご利用下さい。

今のところ、販促コーナーが大人気で人で溢れております。
私も、どの美人を連れて帰るか選ばなきゃ。

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古典園芸植物 福寿草

先日は、福寿草が例年より一月近く早く開花しているとお伝えしましたが…→ここ
再び雪の下で春を待つことになった様子…
薄っすらと、積もりましたからね、雪。

足元から春を告げる黄色い花として知られている福寿草。
このような花もあるってご存知でしたか?
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秩父紅

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弁天

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紅撫子

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撫子

ここで見ている福寿草と、色も姿も違う。
昨日より、サンライトホールにて展示しております。
古典園芸品種ならではの名の美しさにも魅かれます。

福寿草は、古来より縁起物として栽培、観賞されてきた古典園芸植物です。
特に江戸時代後期には、多い時は160品種を超える程作られたそうですが、大正時代以降はほとんどが姿を消し、現在では30品種程しか残っていません。

江戸時代から親しまれている古典園芸植物。
私でも知っている有名なものでは、サクラ、アサガオ、ツバキ、ツワブキなど。
(ここで毎年展示しているからなのですが…)
福寿草もその一つだと、今回初めて知りました。

現代以上に知識も技術も少ないであろう江戸時代に、なぜこれだけ多くの園芸品種が生み出されてきたのか、以前から疑問に思っておりました。

調べた結果を端的にまとめると…
江戸時代は最初と最後を除いた長い期間(江戸時代は246年間)、大きな戦乱もなく、比較的平穏な世の中が続きました。
平和があってこその文化や芸能の発展であり、園芸もその一つだったのでしょう。
「心のゆとり」の象徴といえるのではないでしょうか。
そして、その水準は非常に高く、中国やイギリスに並ぶレベルだったそうです。
現代の愛好者層の広がりや認知度は、江戸時代のそれにはとても到達できないレベルなのだとか。
現代は、戦後まだ70年余りしか経過しておりませんので、園芸が「平穏な世の中が長く続いてこその発展」だとしたら、もう少し時間が必要なのでしょうか。

世界では不穏な空気が流れ、その中ではまだ平和に暮らせている日本。
平和が続き、様々な文化が発展することを願います。

福寿草は、平和の賜物。
福寿草は、平和の証。

この時も、福寿草を、様々な思いで見ていた→2011年3月のあの日。

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極楽鳥花

関東には春一番が吹き、ここ富山でも、街中の根雪はほとんど溶けて…

もう春を待つだけかとも思いましたが、降りましたね。積もる気満々の雪が。

ここには温室がありますからね、南国出身の植物が多くあります。
暖かい国出身の植物達、一生懸命に雪国富山の気候に順応して育ってくれています。

彼らもそう。
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ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)

南アフリカ出身の彼ら(植物です)。
気付いたら、寒い富山の冬に咲いていた。
ちょっと首を上げたその姿は、「故郷にカエリタイ…」と、冷たい雪のその向こうを見つめているようで切ない。
また降っちゃったね…。

逆光でわかりにくかったので、こちらをどうぞ。
温室で見られる彼らの姿。
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まさに、極楽でしか見ることができないような、夢のような姿。

オレンジの部分が花。
ここだけ見ると本当に鳥のようで、つい、意思を持つものとして見てしまう。
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花の蜜なのでしょうか。
涙に見えてしまうのです。
故郷への郷愁を、ゆっくり聞いてあげようと思います。

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クリスマスローズ展、来週ですよ。

昨日の高山・絶滅危惧植物室でのこと。

お兄さん撮影中。テレビカメラね、これは。
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何撮ってるのかといいますと

クリスマスローズですよ。
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高山植物室で咲いているわけではありませんが、撮影用にここに持ってきた。

うつむき美人を煽って撮る。
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ほんと、なんか申し訳なくなりますよね。

恥ずかしがってるのに
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「ちょっとこっち向いてくれない?」と迫っているようで。

そこに惹かれるのかしら。
なかなか振り向いてくれないところ。
富山では結構お庭で見かけます。
木の下とか、壁際とか、これまた目立たない場所で。
真夏に直射日光が当たらない半日陰を好むので、そんな場所になるのですけどね。
俯きがちな彼女達にはピッタリの場所かも。

でもね、こっちを振り向いてくれないと、追いかけたくなるのが人の性。
(押しすぎると逃げられるから気を付けて。)

沢山のクリスマスローズを見たい!写真を撮りたい!購入したい!
そんな方は来週の植物園へどうぞ。

第3回クリスマスローズ展
2/19(金)から21(日)まで。
今回の特別展示は「黒いクリスマスローズ」です。
初めて育ててみたいと思った方は、栽培講習会もご利用下さい。
詳細はコチラ→昨年は即売会も講習会も大好評でした。

私も今年の即売会を楽しみにしております。
一緒に血眼になってお気に入りを手に入れましょう!

 


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本日の植物園。ほぼ春。

風が生暖かい。

これはそろそろ飛んでるんじゃないの?花粉。
幸い花粉症ではありませんので、構わず外へ。

のっけから花粉パンパンの雄花序に出会う。
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もう、飛ばす準備万端のセイヨウハシバミ。
果実はヘーゼルナッツと言えば馴染みが深いですよね。

ハマメリス・インテルメディア。
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いつも「黄色いクラッカー」って言ってましたけど、今年は佃煮に見えるのです。
甘辛いスルメみたいな。
クラッカーの方がいいですね。

風が強くてブレましたが、ミツマタ。
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今にも黄色い花が開きそう。今年は早すぎる。→これは昨年3月に咲いていました。

そして高山・絶滅危惧植物室にも、春の訪れ。
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シクラメンの原種、アルピヌム。
とても小さくて可憐な姿のこのシクラメン、ワシントン条約に記載され、国際取引規定の対象になっています。

「あら、かわいいシクラメン。春ね。」
なんてフワフワ浮かれておりますが、やっぱり早いですよね、春。
この気象の変化も、こうやって消えそうになる種が増える原因の一つとなる。
地球上から一度消えた種は、二度と同じものは現れません。
この植物園で、春の訪れも、種の保存の大切さも、共に感じることができます。


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昨日の福寿草

昨日は、平日にも拘わらず、多くのお客様にご来園頂きました。
殆どの方の目的が「春探し」だったのではないでしょうか?

梅、そしてこの花のご質問が、とても多かったです。
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福寿草。

これは昨日の福寿草。
太陽は出ておりましたが、空気が冷たく、まだ満開とはいえません。
が、雪の間から「咲いていいのかな?」と様子を伺っている姿が健気でかわいい。
福寿草は、陽射しと気温が揃って花開くので、満開まではもう少し…かしら。

昨年の今頃は、まだ雪の下で準備中でした。
今年は雪が少ないせいで、初開花が一カ月近く早いです。
春が来ることを喜ぶ人は、とても多い。
でも、春が早すぎることを心配する人も、同じくらい多い。
人間の都合に合わせてくれるわけじゃないけれど…。
もうちょっと、一緒に春を待ってみない?

でも、植物園のふきのとうも、顔を出しているようです。
みんな待てないみたいね…。
来てるなら、素直に喜んで迎えてあげようか。

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植物園の宝石

先日は、まるで宝石のような「女王の涙」をご紹介致しました。→ヨウラクツツアナナス

こちらの「植物界の宝石」もいかがでしょうか。

テコフィラエア・キアノクロクス
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学名の「キアノクロクス」は、青いクロッカスという意味。
「アンデスの青い宝石」と称されることに納得。

原産地である南米チリのアンデスでは、この美しさ故に乱獲が進み、一時は絶滅したと思われておりましたが、2001年、新たな自生地が発見されました。
美しいだけでなく、アンデスの厳しい環境の中で、再び息を吹き返す強さも持っています。

鉱物の宝石が持つ美しさが「永遠の輝き」なら、植物界の宝石が持つ美しさは「一瞬の輝き」。
時の流れと共に、枯れて、消える、一瞬の美しさ。
その儚さ、貴重さは、宝石以上かもしれません。

こちらは、今朝の植物園で見られた宝石。
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パイナップルミントに積もる雪。
陽射しで輝きつつも、その陽射しで溶ける。
身に付けられない宝石。
瞬きしたら、消えている宝石。

毎日表情の変わる植物園。
昨日あった宝石はもう無いかもしれませんが、今日の宝石は必ずあります。
いついらしても、必ずあります。

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福寿草

立春が過ぎて…
植物園にも春が来たって噂を耳に入れましたので、あの花を見に行って参りました。

足元に春が来ていました。
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福寿草。
まだ、一番開いている花はコレがひとつ。

他の花はまだ蕾でした。
日光のひかりと、暖かさが揃って開く花。
条件が揃った日はすぐに見にいらして下さいね。
これも、今日はもう閉じていきそう…

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本日の熱帯雨林植物室

年々暖冬に偏ってきているわけ。

そして私も、年々老いてきているわけ。

だから暖冬とか関係なく寒いわけ。

で、温室に暖を取りに行って参りました。
室温も暖かいですが、やはり目に入る植物がこれだと、ちょっと気分もホットになるのです。
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オオベニゴウカン

マメ科の植物の花ってユニークな形が多いですよね。
雄しべが集まったこのカタチ、ブラシみたいでしょ。
別名、アカバナブラシマメ。
見たまんまでしょ。

これが蕾の状態。
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ここから開花する過程を見てみたい。

そしてこれが白バージョン。
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シロバナオオベニゴウカン

え?頭に「白花」って付けるんだ。「大紅合歓」は変えずに。
別名、ホワイトパウダー・パフ。
アカバナさんの別名の垢抜けなさが際立つ。

こちらベニチョウジ。
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名前はもちろん「丁子」から。

そして今話題の植物はコレです。
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ヨウラクツツアナナス

苞の珊瑚色、花弁はエメラルドのグリーンに、ラピスラズリの瑠璃色の縁取り。
植物の世界の宝石細工。
ちょうど露もキラキラして、このままピアスになりそう。
おじちゃん、良いタイミングで水撒いてくれてありがとう。
因みに「瓔珞筒アナナス」です。
アナナスは、パイナップル科の植物の総称。
瓔珞は、インドの貴族の宝飾品のことだそうです。
長い名前に全て詰まってる。

これも宝飾品になりそうだった。
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デルマー
‘DelMar’って書いてあったけど、スペイン語の「海の」と何か関係あるのかしら。
コバルトブルーだから、やはり海を連想したのかな。

思いがけず、ネーミングに注目してしまったので、じゃあコレどう?
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ウナズキヒメフヨウ

枯れてるんじゃないの。
頷いてる(うなずいてる)フヨウ科の花。
これで咲いている状態。真っ盛り。元気です。
ハチドリの仲間が蜜を吸って媒介してくれるので、この形が最適なのですって。
そこで生きていく為に選んだ形。
ハワイでは`Sleeping Hibiscus'(眠れるハイビスカス)とも呼ばれているそうです。
あと、富山の宇奈月温泉、関係ないから。

南国っぽい花を愛でて暖を取るつもりでしたが、銘板見ていたら名前ばかり気になってきました。

原産国を見て、その国を想像したり…
普段より銘板を凝視する温室散歩、面白かった。
コレお勧めします。

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足跡

再び雪が降りました。
しかし、あの時ほどは積もらないでしょう。
薄っすら積もる雪には、足跡が残る。

セキレイより大きいし、カモなら水かきがあるだろうし…
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誰だかわからないけど、できるだけ雪に当たらないように、軒下や壁際を選んでる。
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賢いんじゃない?

団体様だったのか、一人で迷走していたのか。
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足跡を辿ると面白くて

サンダルで追ってたら濡れました。
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カラスより賢くない人間の足跡です。

今、濡れた靴下のつま先が冷たいです。

皆さま、お風邪など召されませぬように。

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