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古典園芸植物 福寿草

先日は、福寿草が例年より一月近く早く開花しているとお伝えしましたが…→ここ
再び雪の下で春を待つことになった様子…
薄っすらと、積もりましたからね、雪。

足元から春を告げる黄色い花として知られている福寿草。
このような花もあるってご存知でしたか?
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秩父紅

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弁天

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紅撫子

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撫子

ここで見ている福寿草と、色も姿も違う。
昨日より、サンライトホールにて展示しております。
古典園芸品種ならではの名の美しさにも魅かれます。

福寿草は、古来より縁起物として栽培、観賞されてきた古典園芸植物です。
特に江戸時代後期には、多い時は160品種を超える程作られたそうですが、大正時代以降はほとんどが姿を消し、現在では30品種程しか残っていません。

江戸時代から親しまれている古典園芸植物。
私でも知っている有名なものでは、サクラ、アサガオ、ツバキ、ツワブキなど。
(ここで毎年展示しているからなのですが…)
福寿草もその一つだと、今回初めて知りました。

現代以上に知識も技術も少ないであろう江戸時代に、なぜこれだけ多くの園芸品種が生み出されてきたのか、以前から疑問に思っておりました。

調べた結果を端的にまとめると…
江戸時代は最初と最後を除いた長い期間(江戸時代は246年間)、大きな戦乱もなく、比較的平穏な世の中が続きました。
平和があってこその文化や芸能の発展であり、園芸もその一つだったのでしょう。
「心のゆとり」の象徴といえるのではないでしょうか。
そして、その水準は非常に高く、中国やイギリスに並ぶレベルだったそうです。
現代の愛好者層の広がりや認知度は、江戸時代のそれにはとても到達できないレベルなのだとか。
現代は、戦後まだ70年余りしか経過しておりませんので、園芸が「平穏な世の中が長く続いてこその発展」だとしたら、もう少し時間が必要なのでしょうか。

世界では不穏な空気が流れ、その中ではまだ平和に暮らせている日本。
平和が続き、様々な文化が発展することを願います。

福寿草は、平和の賜物。
福寿草は、平和の証。

この時も、福寿草を、様々な思いで見ていた→2011年3月のあの日。

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