« 2016年8月 | トップページ | 2016年10月 »

2016年9月

英国の植物・園芸文化 AtoZ のC

休み明けからのCですよ。
Dsc09858_1
C!

CherryのC!
Dsc09859_1
サクラです。

サクラは日本を代表する花木ですが、イギリスでの人気も高いものです。イギリスのサクラは日本からの導入品が中心です。

しかし‘オカメ’や
Dsc09860_1

‘アーコレード’など
Dsc09861_1

独自の育成品種もあります。
また、日本では絶滅してしまったものの、イギリスでは現存しているものもあります。
Dsc09864_1
これは、日本で一度絶滅し、イギリスから里帰りした‘太白(タハク)’

写真は、園内に植栽されているそれらの開花時の写真。
この園内には100種類以上のサクラが植栽されておりますが、こうしたエピソードを知った上で、これらのサクラを探すのも面白いかもしれません。

満開のソメイヨシノの並木道を歩くのも、お目当ての一本を探すのも、サクラの楽しみ方のひとつ。

アルファベット全てをご紹介できる自信が無くなってまいりましたので、是非、実際に展示をご覧ください。
しかし力尽きるまで頑張って書きます(大袈裟)

| | トラックバック (0)

英国の植物・園芸文化 AtoZ のB

さて、お次はBですよ。
Dsc09836_1
B!

Border bed のB!
Dsc09837_1
意味が分からない!

まずは意味から…
花壇は英語で“bed”と呼ばれ、様々な様式がある中で最も人気が高いのがボーダー花壇。園路や塀に沿った細長い形をした花壇で、奥に低木や背の高い草、手前ほど順次背の低い草花に…って、言葉で説明してもなかなか伝わらないですよね。

わかりやすく、写真でもご紹介しております。
Dsc09842_1
「天空の城 ラピュタ」のモデルとなったと言われる「ポウィス城」の大規模なボーダー花壇の写真です。こんなお庭に憧れますね。

このような書籍もご紹介しております。
Dsc09840_1
庭における色彩の重要性を説き、ボーダー花壇の人気を確立したガートルード・ジーキルの記念碑的著作。

でも、実際に見た方が断然わかりやすい。
こちらでご覧頂けます。
Dsc09847_1
サンライトホール前のデッキのイングリッシュガーデン。
ここにボーダー花壇を作り上げました。

ボーダー花壇だけではありませんよ。ほら。

階段上からの俯瞰。
Dsc09846_1
様々な様式の花壇を紹介しております。
しかし、これでも映りきらない。

これは、今回の企画展の見どころのひとつ、「ミセス・ロビンソンの庭」です。

ここはイギリス南部の片田舎。定年を迎えた夫と引っ越してきた園芸好きのミセス・ロビンソンが、イギリス風景式庭園に隣接する家に作り上げた庭。

そんなコンセプトで作り上げたイギリスの庭を再現しました。
こんな素敵なお庭を眺めながら、アフタヌーンティーを楽しんでみたいです。

因みに、サイモン&ガーファンクルの「Mrs.Robinson」は…恐らく関係なさそう。

様々な角度から楽しめる今回の企画展。
お茶会、夜間開園、英国ドラマ上映会など、催し物もまだまだ続きます。
HPの案内をご参考になさって下さい。→ココをクリック。





 

| | トラックバック (0)

英国の植物・園芸文化 AtoZ のA

どうも。
AtoZの紹介でいきなりZから始めましたが、いよいよAからですよ。
Dsc09830_1
A!

AppleのA!なんかセサミストリートみたい。
Dsc09821_1
リンゴはイギリスを代表する園芸果樹で、家庭でも広く栽培されています。日本と同様に生食もされますが、料理や菓子にも使われます。イギリスで栽培される品種は数百にもおよび、中には数百年の歴史のある品種も含まれます。
因みに、写真のブラムリーという品種は、イギリスのリンゴ生産量の4割を占めます。そのままでは酸味が強いのですがコクと風味が強く、最近では長野県の飯綱市や小布施市などで栽培が広まっているそうです。

このような書籍もご紹介。
Dsc09824_1
イギリスで栽培されているリンゴのうち122品種を、美しいイラストで紹介しています。
もちろん解説付き。

イギリス生まれのリンゴの中でも、日本で生産されている品種を一部展示。
Dsc09825_1
日本で見慣れたリンゴと比べると、なんだか野性的。
眺めていると、アップルパイを食べたくなる。

ここからは余談。
アルファベット別にコーナーを区切っているこのテープ。
Dsc09829_1
か、かわいい…。
ここを担当した大原さんのセンスには毎回感心。
ホントはね、「オリーブ色のテープ」で購入したはずが、「オリーブのテープ」で到着しちゃったのですって。それが功を奏して結果オーライ。素敵な展示コーナーとなりました。
AからZまでゆっくりとご覧下さい。

期間中に、アルファベット全てをご紹介し終えることができるのだろうか。わたし。

| | トラックバック (0)

グッズや本で見る英国の植物・園芸文化 AtoZ

オックスフォード大学交流記念展
「英国の園芸文化と植物園」開催中。
Dsc09810_1
展示会場の完成図。

カーティスのボタニカルマガジンの展示など、見どころ多数。
全てはご紹介しきれませんので、こちらの展示を中心にご紹介しようと思います。
「グッズや本で見る英国の植物・園芸文化 AtoZ」
Dsc09811_1
様々な物品や書物から垣間見えるイギリスの植物や園芸関連の26項目をご紹介。

面白そう!
Dsc09820_1
展示も綺麗で丁寧ですしね。
オックスフォード大学の関係者の方(イギリス人)からも、コンパクト且つ要点を絞った素晴らしい展示だと絶賛されていたそうです。

実際にご覧頂くのが一番ですが、少しずつご紹介致しますね。

AtoZだから、まずは
Dsc09813_1
Zかー。普通Aからだよねー。
Zから始めたのは馬鹿だからじゃなくて、一応理由がありますの。それはまた後ほど。

Zは「Hardiness zone」のZ。
Dsc09814_1
ハーディネス・ゾーンとは。
植物の耐寒性の参考とする為に、冬の気温を元に地域を10段階に区別したものを言います。
イギリスって、寒冷なイメージがありませんか?
ヒースの茂る、荒涼とした大地が続いているイメージ。
しかし、夏が冷涼であることは知られていますが、冬が温暖であることは、案外知られていません。ハーディネス・ゾーンによると、実はほとんど富山と近い段階に入り、地域によっては亜熱帯植物が越冬できるところもあるそうです。

これがイギリス最西南端のシリー諸島の写真。
Dsc09816_1
イギリスとは思えない、亜熱帯植物が豊かに育つ景色が広がっています。

そこで生産されているのが
Dsc09815_1
なんと、インドではなくてイギリス産の紅茶。
えー!東インド会社通さずして!(もう無い)
これは貴重ですね。

この貴重な紅茶を、植物園内のカフェ、ココナッツアイランドでご賞味頂けます。
Dsc09818_1

イギリスのティータイムに欠かせない、スコーンと一緒にどうぞ。
Dsc09819_1
美味しそう。

寛ぎのティータイムをご紹介したくて、真っ先に「Z」からご紹介してしまいました。
次は、「A」からご紹介しましょうか…。

| | トラックバック (0)

ドラゴンフルーツ初結実!

この植物園は、平成5年の一部開園から数えると、もう23年経とうとしています。
この年月の間に、北陸での栽培が容易ではないであろう植物の、初開花、初結実が増えてきました。

ゲッカビジンの初結実→2010年9月26日

フクベノキの数年ぶりの結実→2013年1月9日

バオバブの初開花→見てないけど、2008年みたいです。

以上は、ザッと過去約7年のエントリーを見返して見付けた記事です。ですから、本当はもっとあるのでしょうね。
あれもこれも、今では順調に花が咲き、実をつけるようになっている。
毎度書いていることですが、担当者の研究、熱意、努力の賜物だと思います。

そして今回の初結実は
Dsc09806_1
ホヤ!じゃなくてドラゴンフルーツ!

上のゲッカビジンの初結実を見て頂くとおわかりかと思いますが、花も果実もゲッカビジンとそっくり。夜咲きで、甘い芳香も同じです。ゲッカビジンより一回り大きい花を咲かせます。
Dsc09808_1
切った写真が無いのが残念ですが、一度はご覧になったことがあるかしら?
私が見た第一印象は、「ごま塩おにぎり」でした。
画像検索してみて下さいね。
水分たっぷりで、お味はあっさり淡泊。日本で食べるから味が薄いのかな?って思ったけど、東南アジアで食べてもあっさり薄味でした。水分補給に良さそうです。

植物園では3年前から本格的に栽培を初めて、初結実です。ドラゴンフルーツは異なるい品種間の花粉でないと結実しない品種もあります。植物園では白肉種(ごま塩おにぎりって言った種類)、赤肉種、黄皮白肉種の3品種を栽培していますが、今年白肉種、赤肉2品種が開花し、これを夜間に受粉させて結実したものです。

これが一番ぱっつんぱっつんに太ってる。
Dsc09809_1
つま楊枝で刺したら弾けそう。

ホヤだとかゴマ塩おにぎりだとか言ってすみません。
(実際に見たら、きっと気持ちはおわかり頂けるかと…)
富山で結実した南国のフルーツを、是非ご覧ください。
場所は、熱帯果樹室。
そう長く見られるものではございませんので、お早めにどうぞ。

| | トラックバック (0)

風の盆に追いついた。

何の話かと申しますと…
Dsc09758_1
酔芙蓉(スイフヨウ)のお話。
これが朝の酔芙蓉。

そして夕方には
Dsc09754_1
随分酔わされたのね。頬を赤らめたような紅色に変化します。

この酔芙蓉、八尾のおわら風の盆を舞台にした小説、『風の盆恋歌』に登場してから、おわらの代名詞として有名になりました。
しかし、雪の降る富山では地植えでの冬越しも容易ではなく、自然に咲くのは風の盆が終わった9月中旬頃。
実際は、期間中の調達も難しく、県外から取り寄せて軒先に並べたという話もあります。

ところが、今年は期間中に咲きましたよ。
ここ数年では、最も早く咲いたのではないでしょうか。
「おわらの花と言いながら、おわらが終わってから咲く花…」って思っておりましたから。
やはり今年は植物の生育状況が、例年と違う。
自然環境という面では、穏やかなお話ではありませんが…
「風の盆に酔芙蓉が間に合った」という話題だけは、不幸中の幸い。

色気もあるし、ちょっと早く現れたり…
Dsc09759_1
人を惑わせるわね、あなた。

来年は、いつ咲くつもり?

追記
17時前現在で、今朝撮影した花はこのように変化しました。
Dsc09760_1

Dsc09761_1

また今日も酔わされた。

| | トラックバック (0)

« 2016年8月 | トップページ | 2016年10月 »